10年後にまた会いましょう

人間誰しも忘れられない恋愛があると思います。今回は私の忘れられない恋愛のことを書きたいと思います。今現在私は子供がいます、そして優しい旦那さんと幸せに暮らしています。

 

今回ご紹介したい彼は、旦那ではありません。私が中学生の時なんとなくお付き合いした彼は、少し目のきつい、人思いな彼でした。私は彼と青春時代の約6年ぐらいお付き合いしました。

 

当時私が父親を亡くし、心が空っぽになっている時に彼は私の心を支えてくれました。彼自身も、当時両親の離婚を経験し、お互いの家庭で起きている傷を癒しながらお付き合いしました。

 

彼は、両親の離婚のせいもあってか自分が結婚する時は、お嫁さんを絶対大切にするんだと言っていました。10代の私たちはまだ社会の怖さを知らず、きっとこのまま順調に行けば私たちは結婚するし、この幸せは続くものかと思っていました。

 

しかし、彼の夢が美容師だったので、専門学校に通うために彼は東京に行ってしまいました。私も大学に通っていました、中学生、高校生のようにべったり一緒にいる時間は減っていきました。そして、彼には美容専門学生のお洒落なお友達が男女問わず沢山でき、私は自分の場所がないと勘違いしてしまいました。

 

とても好きだったが故に心配で、寂しくて、悲しかったです。そして私から彼に別れを告げました。

 

彼はきっとまだ私を大切に思っていてくれたのか、それで君はいいのか、それで君が幸せになるのか、と何回も何回も泣きながら尋ねてきました。私はもう胸がいっぱいで早くこの関係を終わらせたかったです。

 

その時、彼と約束をしました。10年後にお互いいろんな恋愛をして少し大人になったらまた会おう。その時、まだ僕に少しでも気持ちがあるなら結婚を前提にお付き合いしようと。

 

そして10年後に私たちは約束どうりまた会います。

 

ある日、本屋さんで何気なく読んでいた美容雑誌に彼の特集が載っていました。彼は夢を実現させていました。前のような田舎の男の子ではなく、都会のスマートな男性になっていました。

 

私も自分の夢があり、自分が目指している業界に入ることができました。連絡するのは今だと思い、彼に連絡しました。驚くことに住んでいるのは隣駅でした。

 

私にも新しい彼がいて、彼にも新しい彼女がいました。しかし、何回か食事に行き、昔の話をしたり、並んで歩くと身長が同じくらいなので、目線が合うと、学生時代毎日のように田舎の土手を一緒に帰ったことを思い出し、私は心がとても揺れていました。

 

しかし、新しい彼は年上で、結婚を考えてくれていました。新しい彼のことも大切でした。10年も経ちまた前のような関係になれるのか私は不安でした。半年という期間で何回か食事を繰り返し、彼は部屋に呼んでくれました。でも、これで遊びに行ったら色々変わってしまいそうでその誘いを断ってしまいました。

 

彼と別れてから10年間彼のことばかり思ってきました。思い出は私の中でどんどん美化され、時間とは恐ろしいものです。今子供ができ家庭を持っていてもその彼のことが大好きです。

 

だけど、もう思い出の中でしか大好きだった彼は生きていません。私は新しい彼を選びました。理由は二つあります。

 

一つ目は「好き」という理由だけで恋愛ができないと気づいてしまったことと、もう一つは、恋愛と環境は切っても切れない関係だということを学んだからです。

 

この恋愛が忘れられない理由は時間だと思っています。10年という時間が私の思い出を縛り、美化され一生の宝物になってしまったからです。

 

もし忘れられない彼がいて心に深い傷があるのなら、またその彼とお付き合いできるのではないかと夢見ているのなら、夢見てていいと思います、深い傷を撫でで泣いていればいいと思います。

 

少し冷たい言い方になってしまいましたが、そのままの状態でいいですよということです。無理に忘れなくていいし、無理に前に進まなくていいです、肩の力を抜いてください。恋愛は理由ではないと思います。

 

また「好き」=「一緒にいたい」という概念をなくして、「一緒にいたい」=「好き」にすればいいと思います。今現在近くに彼氏がいたらその人を大切にしてください。環境と恋愛は切っても切れません。環境が恋愛を作っています。

 

それを理解すると、無理な恋愛は思い出というアルバムに大切に保管され、これからの人生楽しく暖かく過ごすことができると私は勉強しました。